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研究課題とその内容

1. ヒト正常細胞を用いたヒト疾患の病態解明

手術等により提供された組織からヒト正常細胞を分離培養し，ヒト疾患（炎症，アレルギー，がんなど）の病態解明を細胞生物学的手法を用いて行っています。

2. ヒト正常細胞を用いた予防治療の基礎的研究

培養ヒト正常細胞を用いて，予防治療薬の安全性，およびがんの分子標的治療における正常細胞への影響を検討しています。

3. 炎症?アレルギー?がんに共通に関与がみられる新規細胞間接着分子の同定

ヒト疾患（炎症，アレルギー，がんなど）の発症に関与する新規細胞間接着分子を同定し，その役割を培養ヒト正常細胞を用いて解析しています。

4. 肥満によるがんの悪性化機構の解明

近年増加傾向にある肥満とがんとの関連について，adipokinesによる悪性化の制御に着目し，培養ヒト正常子宮内膜上皮細胞，および子宮体がん細胞を用いて解析しています。

5. 上皮細胞における細胞骨格の役割と制御機構の解明

上皮細胞の細胞集団形成における細胞骨格の制御機構を解析し，病態との関連を調査してます。

6. 上皮細胞の癌悪性化開始起点に関する研究

癌細胞が悪性化能を発揮する起点について，培養ヒト癌細胞を用いて解析しています。

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医学部附属がん研究所　細胞科学部門

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