細胞科学部門

細胞生物学は、分子生物学全盛な現在にあっても医学生物研究の根幹をなす重要な技術であり学問であります。特に新規蛋白質の細胞内局在の形態解析は、機能解析と共に必須であります。さらにヒト正常細胞を用いた解析は、腫瘍細胞との比較だけでなく、アレルギー疾患およびウイルス感染においては、種特異性を含めたその特殊性の面からも今後も非常に重要となってくると考えられます.分子医科学部門においては、臨床講座と密接に連携し、細胞生物学的手法、特にヒト正常細胞を用いて、ヒト疾患のメカニズム解析を行い臨床の場に還元できる研究を実施する所存であります。さらにヒト疾患のメカニズム解析だけでなく、創薬および上皮バリア研究の経験を生かして、drug delivery systemの構築を含めた予防?治療の基礎研究を行っていきたいと考えています。

スタッフ

教授: 小島 隆(こじま たかし)
所  属 : 札幌医科大学医学部附属フロンティア医学研究所分子医科学部門
所属学会: 米国細胞生物学会,日本病理学会,日本細胞生物学会,日本癌学会,日本炎症再生学会, 日本毒性病理学会,日本臨床分子形態学会(評議員)
学術関連受賞: 日本臨床電子顕微鏡学会奨励賞(平成16年度)、日本臨床分子形態学会論文賞(平成17年度)