札幌医科大学創基80周年記念 札幌医科大学×HTB包括連携協定事業「札幌医大が育てた国境なき医師団日本会長の話！」Youtube公開！

　このたび本学では、5月7日に本学臨床教育研究棟講堂において、国境なき医師団日本会長の中嶋優子先生（本学医学部2001年卒）をお招きして国際医療セミナー「札幌医大が育てた国境なき医師団日本会長の話！」を開催しました。
　会場には「国際医療」の授業として聴講した医学部3、4年生のほか、本学の教職員など260名を越える多くの参加者が会場に集まりました。
　セミナーでは、医師を志した学生時代、熱中したアイスホッケー、米国での病院勤務、そして国境なき医師団に参加し、世界各地で行っている医療?人道援助活動のようす、特にパレスチナ?ガザ地区の状況などについて、写真や動画を交えながら臨場感あふれるお話をいただきました。
　聴講した医師?医療者を目指す学生は、世界の紛争地や貧困地帯の医療状況などについて多くのことを学び取ったことと思います。

　なお、本セミナーは、HTBと本学の包括連携協定事業の一環として、また本学創基80周年を記念する行事として開催しました。司会をHTBテレビ「イチモニ！」でおなじみの福永裕梨アナウンサーに務めていただき、またHTBマスコットキャラクターのonちゃんも登場して、セミナーを盛り上げていただきました。　
　本セミナーの内容は、5月31日（土）8：00からHTB公式YouTubeチャンネルで配信され、同日の「イチモニ！」番組内でも紹介されました。
　中嶋優子先生の貴重なセミナーは、オンデマンドにてHTBの公式Youtubeチャンネルから視聴できます。

　ぜひ、ご覧ください。

 

（中嶋優子先生　ご紹介）

　中嶋優子先生は、2001年に札幌医科大学を卒業後、沖縄のアメリカ海軍病院で初期研修、日本国内での病院勤務を経て、2008年にアメリカの医師国家試験に合格されました。その後、イエール大学病院で救急研修医を修了され、日本人として初めてアメリカのEMS専門医も取得されています。

　また、国境なき医師団では2009年の登録以来、中東やアフリカを中心に9回派遣され、2023年にはパレスチナのガザ、直近では2025年3月までシリアで活動をされています。
　2022年から国境なき医師団日本会長を務め、現場で目の当たりにした人道危機を訴える「証言活動」に力を入れておられ、現在はアメリカと日本、そして活動地を飛び回る日々を送っていらっしゃいます。