第122回日本内科学会総会「医学生?研修医?専攻医の日本内科学会ことはじめ2025大阪」において、本学医学部医学科6年生5名が演題発表を行い、うち3名が優秀演題賞を受賞しました

画像スライド集

内科学講座消化器内科学分野の先生と医学部6年生での記念写真
内科学講座消化器内科学分野の先生と医学部6年生での記念写真
学会に参加された医学部6年生の皆さん
学会に参加された医学部6年生の皆さん
左から三浦さん、飯田さん、木村さん、下手さん、井上さん
左から三浦さん、飯田さん、木村さん、下手さん、井上さん
発表の様子:飯田一生さん
発表の様子:飯田一生さん
発表の様子:井上朱音さん
発表の様子:井上朱音さん
発表の様子:木村理奈さん
発表の様子:木村理奈さん
発表の様子:下手琴葉さん
発表の様子:下手琴葉さん
発表の様子:三浦拓己さん
発表の様子:三浦拓己さん
2025年学会参加医学生での記念写真
2025年学会参加医学生での記念写真
 2025年4月19日に第122回日本内科学会総会「医学生?研修医?専攻医の日本内科学会ことはじめ2025大阪」において、本学医学部医学科6年生の飯田一生さん、井上朱音さん、木村理奈さん、下手琴葉さん、三浦拓己さん(五十音順)の5名が演題発表を行いました。「日本内科学会ことはじめ」は、将来の内科学を担う全国の医学生?研修医?専攻医が一堂に会して、お互いに発表し、討論することで、探究心と内科学への興味を深める、非常に貴重な発表の場です。飯田さん、木村さん、下手さんの発表演題は、日本内科学会から「優秀演題賞」として選定されました。本賞は、研修医や専攻医も含めた全演題の中から、優秀な発表として選出?表彰されたものです。消化器カテゴリー全12セッションのうち、3セッションにおいて、本学医学部6年生が「優秀演題賞」を受賞しました。
 5名の発表演題については下記の通りです。

?「原発性胆汁性胆管炎の経過中にIgM形質細胞尿細管間質性腎炎を合併した一例」
 飯田一生(札幌医科大学医学部6年)

?「IgG4関連皮膚疾患を合併した自己免疫性膵炎の一例」
 井上朱音(札幌医科大学医学部6年)

?「全身に多彩な病変を合併したIgG4関連消化管病変の一例」
 木村理奈(札幌医科大学医学部6年)

?「前立腺癌内分泌療法中に発症した脂肪肝炎?肝不全により急な転機を辿った一例」
 下手琴葉(札幌医科大学医学部6年)

?「リツキシマブ長期投与後に潰瘍性大腸炎類似の大腸炎を発症した一例」
 三浦拓己(札幌医科大学医学部6年)


<飯田一生さんのコメント>
 この度、「医学生?研修医?専攻医の日本内科学会ことはじめ2025大阪」に参加し、「原発性胆汁性胆管炎(PBC)の経過中にIgM形質細胞尿細管間質性腎炎(IgMPC-TIN)を合併した一例」について発表させていただき、優秀演題賞を受賞することができました。今回が初めての学会発表ということで不安も多々ありましたが、指導医の室田先生をはじめ、多くの先生方に支えていただきながら準備を進め、当日を迎えることができました。学会会場での発表中に感じた緊張は、これまで経験したことのないものでしたが、優秀賞を受賞することができ、非常に嬉しく、感慨深い気持ちです。この貴重な経験は、今後の医師人生において大きな財産となるとともに、更なる勉強へのモチベーションにもつながりました。最後になりますが、この度の機会を与えてくださった仲瀬教授、そしてご指導いただいた室田先生をはじめ、内科学講座消化器内科学分野の先生方に心より感謝申し上げます。

<井上朱音さんのコメント>
 この度、「医学生?研修医?専攻医の日本内科学会ことはじめ2025大阪」に参加し、「IgG4関連皮膚疾患を合併した自己免疫性膵炎の一例」というテーマで発表させていただきました。昨年参加した地方会に引き続きIgG4関連疾患について発表させていただき、本疾患について大変多くのことを学びました。また発表の準備をする中で多くの文献の中から必要な情報を選択する力を身につけることができました。川上先生をはじめ多くの先生方にご指導いただきながら無事に発表を終えることができたことを、大変感謝しております。今回の経験は今後の人生の中で必ず役立つものになったと確信しております。最後になりますが、この度は貴重な経験をさせてくださった仲瀬教授、ご指導いただいた川上先生をはじめ、内科学講座消化器内科学分野の先生方に深謝申し上げます。

<木村理奈さんのコメント>
 この度、「医学生?研修医?専攻医の日本内科学会ことはじめ2025大阪」にて、「全身に多彩な病変を合併したIgG4関連消化管病変の一例」を発表させていただきました。初めての学会参加で緊張と期待が入り混じる中、無事に発表を終えることができ、自分にとって忘れられない貴重な経験となりました。発表スライドの作成や論文の探し方など、川上先生には一から丁寧にご指導いただき、心から感謝いたします。準備の過程では、症例に関するカルテや文献を読み込み、普段の実習では見過ごしがちな点にも疑問を持ち、深く考察する機会となりました。当日は、他大学の医学生や研修医の発表から多くの刺激を受け、ディスカッションの活発な雰囲気も印象的でした。優秀演題賞に選ばれたことは大変光栄であり、今後の学びへの大きな励みとなりました。このような機会を与えてくださった仲瀬教授、ご指導いただいた川上先生をはじめ、内科学講座消化器内科学分野の先生方に深く御礼申し上げます。

<下手琴葉さんのコメント>
 この度、「医学生?研修医?専攻医の日本内科学会ことはじめ2025大阪」にて「前立腺癌内分泌療法中に発症した脂肪肝炎?肝不全により急な転機を辿った一例」を発表させていただきました。臨床医学の学会は初めてでしたが、患者さんのあらゆる臨床データから病態を考察するという過程が難しくも、とても興味深く感じました。また本症例について調査する中で、薬物による影響をはじめ、まだまだ解明されていないことが多いと感じました。少しでも医学の発展に貢献できるよう、今後もクリニカルクエスチョンに対する探求を日々続けていきたいと思います。今回貴重な学びの機会をいただき、また優秀演題賞を受賞でき、とても光栄に思っております。お忙しい中ご指導いただいた我妻先生をはじめ、内科学講座消化器内科学分野の先生方に心より感謝申し上げます。

<三浦拓己さんのコメント>
 この度、「医学生?研修医?専攻医の日本内科学会ことはじめ2025大阪」にて、「リツキシマブ長期投与後に潰瘍性大腸炎類似の大腸炎を発症した一例」を発表させていただきました。初めての全国学会での発表ということで緊張もありましたが、多くの先生方の前で発表できたことは非常に貴重な経験となりました。最初は疾患の背景や病態の理解に苦労しましたが、カルテの読み込みやスライド作成、指導医の横山先生とのディスカッションを通じて、徐々に理解を深めることができました。また、発表準備を進める中で新たな疑問が生まれ、論文を読み込むことで多くの知識を得ることができたことも、大きな学びでした。また、本症例はさまざまな病態が複雑に絡み合っており、明確な原因が一つに定まらない中で考察を重ねるという、臨床ならではの面白さと奥深さを体感する機会となりました。最後になりますが、このような貴重な機会と症例を与えていただいた仲瀬教授、ご指導いただいた横山先生をはじめ、内科学講座消化器内科学分野の先生方に心より御礼申し上げます。

 

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情報発信元
  • 内科学講座消化器内科学分野