理事長室だより 第19号 平成24年12月14日

 理事長室だより第19号をお届けします。
 
 いよいよ本格的な冬となり、寒い日が続いています。来春に卒業を控えた学生の皆さんは、2月の国家試験の準備に向け大変忙しい日々と思いますが、風邪など引かぬよう、くれぐれも体調管理に尽くしてほしいと思います。
 それでは、最近の本学の動きをお知らせします。

株式会社ハーバー研究所と包括連携協定を締結しました

 11月21日臨床教育研究棟1階にて、株式会社ハーバー研究所との包括連携協定調印式を執り行いました。
 本協定は、産学官の連携を通じて相互の発展に寄与するとともに、北海道の保健?医療?福祉の向上など、地域社会の発展に資することを目的としています。
 調印式後には、協定の具体的な取り組みの一つとして、本学附属病院において、株式会社ハーバー研究所のスタッフにより、患者様、そのご家族様へのメイクアップサービスが実施されました。こちらは今後も毎月1回参加無料で開催される予定です。
 当日参加された患者様は、どなたもプロフェッショナルなメイクに感心され、終始笑顔が絶えない楽しい会となりました。
 本学は、今後もこのような産学官連携などを通じ、患者様、ご家族様、地域の皆様に貢献できるよう取り組んで参ります。

本学医学部医学科6年生が日本学生支援機構優秀学生顕彰にて大賞を受賞しました

 12月8日東京にて、「平成24年度 独立行政法人 日本学生支援機構 優秀学生顕彰」の表彰式が開催され、本学医学部医学科6年生の堀 佑輔さんが大賞を受賞しました。
 この優秀学生顕彰は、学術、文化?芸術、スポーツ、社会貢献の各分野で優れた業績を挙げた学生?生徒に対して、これを奨励?支援し、21世紀を担う前途有望な人材の育成に資することを目的として行われるものです。
 堀さんは、大学院M.D.,Ph.D.コースにおいて、ポリフェノールの一種であるレスベラトロールが筋ジストロフィー症の治療薬として有用であることを世界で初めて報告するなど、学術分野において研究の成果が高く評価されました。
 今回の受賞は、応募者総数106名に対し、各分野合わせて大賞受賞者はわずか13名、学術分野では応募者数19名に対し、大賞受賞者は4名という大変名誉のあるものです。
 学長としてとても喜ばしく思うとともに、さらに多くの本学の学生が医学?医療の第一線で活躍し、地域社会に貢献できるよう、本学の教育を推進して参りたいと思います。

平成25年度入学者選抜試験が始まりました

 11月24日保健医療学部の推薦入試が行われ、平成25年度の入学者選抜試験が始まりました。
 今後、センター試験、推薦?一般入試と、3月の合格発表まで入試関連の行事が続きます。
 特に今回は、顕在化している医師不足に対して、北海道立の医科大学として道内で医学?医療に従事する医師を養成するために、医学部において設置した「北海道医療枠」の入学者選抜試験の初年度でもあります。
 関係する教職員におかれては、準備?手続きなどで大変忙しい時期になりますが、各試験が滞りなく無事終了するよう、特段のご協力をお願いします。

最後に

 今年も残すところあとわずかとなりました。今号が今年最後の理事長室だよりになるかと思います。
 年末年始にも附属病院などで引き続き業務に就かれる方々には、大変感謝いたします。本当にご苦労様です。
 また、休暇中に帰省や旅行などで遠出をする方もいると思います。事故などには十分注意されるようお願いするとともに、時節柄、アルコールに接する機会が増えますが、札幌医科大学の学生、教職員として節度ある飲酒を心がけるよう、くれぐれもお願いします。
 来年の干支は、本学のシンボルマークにもなっている医学の象徴「へび」です。来年が本学にとって実り多き年となり、皆さんにとっても良い1年となるよう心から願っています。

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