理事長?学長室だより -7号- 平成29年7月28日発行
はじめに
それまでの日照不足とは打って変って、暑い日が続いています。九州北部、東北北部では線状降雨帯と梅雨前線の影響で大雨の被害が出ています。被害を受けられた地域の方々にはお見舞い申し上げると同時に、一刻も早い復旧を願っています。私たちも、想定外と思われことにも準備を考慮する姿勢が必要かもしれません。
保健医療学研究棟の完成について【3月末竣工】
保健医療学研究棟の増築部分(教育研究施設Ⅲ)が平成29年3月に完成し、平成29年5月から使用されています。この完成に合わせ施設の名称を「保健医療学部棟」から「保健医療学研究棟」に変更しました。
教育研究施設Ⅰ、附属病院増築棟(西病棟)の建設は順調に進んでおります。教育研究施設Ⅰは平成29年12月、附属病院増築棟は平成30年3月には完成予定です。
さらに、既存病棟の改修計画の概略も決定しました。6病床から4病床、個室への移行も目前になってきています。
神経再生医療学部門 本望教授が、総理大臣官邸で行われた第18回健康?医療戦略推進本部において、再生医療の取り組みについて発表しました
6月14日に総理大臣官邸で第18回健康?医療戦略推進本部が開催され、本部長の安倍総理、副本部長の管官房長官および関係大臣等に向けて本学医学部附属フロンティア医学研究所 神経再生医療学部門 本望教授が「脳梗塞と脊髄損傷の再生治療-自己治癒力の最大利用による健康寿命延長-」と題して、本学で進めている再生医療研究の成果を披露しました。
再生医療の実用化に向けて、着々と研究開発が進められています。
第49回日本医学教育学会大会の開催について
平成29年8月18日(金)および19日(土)の2日間、北海道札幌市で本学が第49回日本医学教育学会大会を開催します。
本大会では、ノーベル化学賞受賞者である鈴木 章北大名誉教授による基調講演、海外からの2名の演者による招聘講演などが予定されています。実りある大会となるように、学会事務局長の相馬教授を中心に準備が進められています。当日は、学内の多くの方々の御参加をお待ちしております。
本大会では、ノーベル化学賞受賞者である鈴木 章北大名誉教授による基調講演、海外からの2名の演者による招聘講演などが予定されています。実りある大会となるように、学会事務局長の相馬教授を中心に準備が進められています。当日は、学内の多くの方々の御参加をお待ちしております。
大学認証評価の受審について
本学は本年度、文部科学大臣の認証を受けた評価機関(大学基準協会)による評価を受審します。そのため、平成27年-28年度の2年に渡って自己点検?評価を行い、本年3月にその結果を取りまとめた報告書を大学基準協会に提出し評価申請を行いました。9月28-29日に実際に本大学での実地調査が行われることになっています。
大学自らが自己点検?評価を行い、かつ外部からの評価を受けることは、大学の現状や課題等を明確にし、これらの解決への道筋を認識することです。将来的な大学の質の保証、さらには質の向上に繫がっていきます。本学を、建学の精神に基づく「医の知(いのち)の殿堂」として発展させていくためにも、今回の評価受審を契機として教職員の更なるご支援及びご協力をお願いいたします。
大学自らが自己点検?評価を行い、かつ外部からの評価を受けることは、大学の現状や課題等を明確にし、これらの解決への道筋を認識することです。将来的な大学の質の保証、さらには質の向上に繫がっていきます。本学を、建学の精神に基づく「医の知(いのち)の殿堂」として発展させていくためにも、今回の評価受審を契機として教職員の更なるご支援及びご協力をお願いいたします。
病院ボランティアの会「フローレンス」創立20周年記念講演会を開催しました【7月1日実施】
附属病院ボランティアの会「フローレンス」が創立20周年の記念講演会を開催しました。
「フローレンス」は、約50名のボランティアで平成9年に新患案内や院内ガイドを開始し、その後の20年間で活動の幅を広げてきました。現在のボランティアは約70名で、午前9時~午後1時まで、一日に約10名のボランティアが、外来に来られた方々あるいは入院された方々に多方面からサポートを行っています。記念講演会には、他の医療機関の関係者を含め約70名が参加。聖路加国際病院と慶應義塾大学附属病院でボランティアを立ち上げた長谷川純子氏(関東地区病院ボランティアの会代表)による講演が行われました。「フローレンス」のこれまでの活動に対し大学としても心からの敬意と感謝の意を表したいと思います。
「フローレンス」は、約50名のボランティアで平成9年に新患案内や院内ガイドを開始し、その後の20年間で活動の幅を広げてきました。現在のボランティアは約70名で、午前9時~午後1時まで、一日に約10名のボランティアが、外来に来られた方々あるいは入院された方々に多方面からサポートを行っています。記念講演会には、他の医療機関の関係者を含め約70名が参加。聖路加国際病院と慶應義塾大学附属病院でボランティアを立ち上げた長谷川純子氏(関東地区病院ボランティアの会代表)による講演が行われました。「フローレンス」のこれまでの活動に対し大学としても心からの敬意と感謝の意を表したいと思います。
㈱ホリ?札幌医科大学 包括連携協定事業 食育セミナー「からだとこころ しあわせは食から」を開催しました【6月1日開催】
今回は、「今こそ考えよう、日本の食」と題して、医学博士、食育研究家でもある服部 幸應先生に世界から見た日本の食についてご講演を頂きました。
続いて「真の食育とは何か」と題して、東京農業大学名誉教授で農学博士の小泉 武夫先生 に、発酵食品と食育についてお話をいただきました。
第二部のトークセッションは、「~からだとこころ、しあわせは食から~」をテーマに、服部先生、小泉先生のほか、当方と薬剤師でもある㈱ホリ 堀社長を交え、普段の食生活で気を付けていること、健康と食について、地産地消と食についてそれぞれの専門のお立場から貴重なお話をいただきました。
続いて「真の食育とは何か」と題して、東京農業大学名誉教授で農学博士の小泉 武夫先生 に、発酵食品と食育についてお話をいただきました。
第二部のトークセッションは、「~からだとこころ、しあわせは食から~」をテーマに、服部先生、小泉先生のほか、当方と薬剤師でもある㈱ホリ 堀社長を交え、普段の食生活で気を付けていること、健康と食について、地産地消と食についてそれぞれの専門のお立場から貴重なお話をいただきました。
学生の皆さんへ
8月1日からは東日本医科学生総合体育大会も開催されます。運動部に所属している選手の皆さんは札幌医科大学生として、日頃の練習の成果を遺憾なく発揮し、思い出に残るような大会にすると共に、けが、熱中症にはじゅうぶん注意ください。最も重要なのは札幌医科大の学生としての矜持を持って行動することです。
終わりに
暑さに伴って北海道でも熱中症が頻発しています。くれぐれもご用心ください。