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「院内がん登録室」では、
※登録対象は、入院?外来における上皮内がんを含む全悪性新生物、並びに良性を含む頭蓋内腫瘍です。
わが国において、がんは死因の第1位であり、死亡者数は年々増加傾向を示し、2016年には全国で約37万3千人が、北海道では約1万9千人が亡くなっています。また、生涯のうちに約2人に1人ががんに罹ると推計されており、医学が進歩している現代においてもがんは国民の健康や生命にとって重大な問題となっています。そのため2006年にはがん対策基本法が成立し、2007年にはがん対策推進基本計画が策定されて、国を挙げてがんの予防?根治、がんとの共生を目指して取り組んでいます。
がん対策を考える上では、がんがどのくらい発生しているか、どのような部位のがんが多いのか、どのような診療?治療が行われていて、その治療成績はどうなっているかなどの実態を把握することが何より重要です。また一部の情報のみではがんの実態を把握することが難しいため、すべてのがんの情報を登録して集計?分析をする必要があります。そのためにがん登録が行われていて、医療機関ごとに行われる「院内がん登録」、全国のデータを集計する「全国がん登録」があります。
札幌医科大学附属病院においても2007年10月23日よりがん登録が開始され、当院で診断を受け、治療が行われた全ての患者様のがんについての情報を、診療科を問わず病院全体で集めて登録しております。当院において診断?治療されるがんの特徴や実態の把握を行うことだけでなく、個人情報に配慮した形で院内がん登録全国集計、全国がん登録に情報を提供し、北海道ひいてはわが国におけるがんの実態の把握やがん対策の立案?評価に役立つように協力してきております。
北海道は全国平均と比べてがんによる死亡が男女とも多く、道民のみなさまの健康にとってもがんは大きな問題です。当院におけるがん診療の向上に役立てるのみならず、北海道におけるがん対策にも寄与できるよう今後もスタッフ一同、がん登録の精度の向上に向けて努力して参ります。患者様と診療に携わる皆様のご理解とご協力を心よりお願い申し上げます。
院内がん登録室長 大西浩文
札幌医科大学付属病院では、「がん登録等の推進に関する法律」および、「地域がん診療連携拠点病院」の指定要件として、がん登録を実施しております。収集された情報は、下記の目的に利用?提供いたします。がん登録は法律に則って実施されており、その必要性から全国?院内がん登録事業への情報提供は、患者さんの同意をいただかずに利用します。がん登録の趣旨をご理解の上ご協力をお願いいたします。
生存確認調査?院内における情報の活用については患者さんの申出がない限り了承を得たものとして利用いたします。ご了承下さい。
なお、国立がん研究センターが院内がん登録全国収集データの二次利用を行う場合において、患者さんの意思表示に基づいて情報提供を拒否することが可能ですので、「院内がん登録全国収集データの二次利用について 詳細」をご確認いただき、当院への申請をお願いいたします。
■院内がん登録二次利用について拒否(オプトアウト)の説明?申請書
担当窓口 医事経営管理部医事経営課 診療情報室
電話:011-611-2111(内線38560)
職名 | 氏名 | 所属等 |
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室長 | 大西 浩文 | 公衆衛生学講座 教授 |
副室長 | 木村 康利 | 消化器?総合、乳腺?内分泌外科 准教授 |
副室長 | 小山 雅之 | 公衆衛生学講座 講師 |
氏名 | 所属等 |
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山崎 明美 | 医事経営課(診療情報) 主査(看護職) |
伊賀 美幸 | 医事経営課(診療情報) 主任(看護職) |
林 沙織 | 院内がん登録室 非常勤職員 |
竹田 靖子 | 院内がん登録室 非常勤職員 |