助産学専攻 在学生?修了生の声
在学生の背景
主な出身大学
修了生の進路
また、修了生の5割が、実習施設に就職しています。
就職先
北海道内
北海道外
在学生の声
妙護寺 志歩
私は、高校生の時に様々な障がいを持つ子どもと関わったことがきっかけで、子どもたちと家族が抱える課題について知りました。そして、女性の一生に寄り添う専門職である助産師として、母子とその家族が自分達らしい生活ができるように、支えたいと考えるようになりました。
本学の専攻科は、グループワークが多く、学生同士の意見交換が活発であることで自身の考えをより深めることができ、実習におけるアセスメントにもとても役立ったと感じました。また、演習の機会も多く、より実践に近い形で知識や技術を学ぶことができます。さらに公衆衛生看護学専攻と合同の授業やグループワークもあり、多職種連携について学生のうちから身近に学ぶことができます。
助産学実習では、命の誕生の場面に感動すると同時に、助産師の責任の重さを強く感じました。様々な妊産褥婦と児、その家族と関わらせていただきましたが、どの場面においても母子の安全を守るための判断と行動が必要であり、アセスメント力の未熟さに落ち込むこともありました。しかし、受け持たせていただいた方から「いつも寄り添って話を聞いて下さりとても心強かったです。」「一緒にいてくださったおかげで入院生活の不安も和らぎました。」と言葉をいただき、寄り添おうとする気持ちが大切であることを実感しました。
実習では、施設の指導者の方や先生方から様々なサポートをいただき、成長することができたと実感しています。また同じ目標を持つ同期と支え合い乗り越えることができました。これからも助産師を目指す皆さんと共に、目標とする助産師になれるように頑張れたら嬉しいです。
川口 華澄
私は、母が妹を出産した場面に立ち会ったことをきっかけに、このような温かく幸せな空間を作ることのできる助産師になりたいと、この道を目指すようになりました。また、女性の一生の支援者として働けることも、とても魅力的だと感じています。
本学専攻科では、助産師だけではなく、医師や看護師、保健師など様々な職種の方の講義を受けられることが特徴です。現場でのリアルなお話を聞くことができ、より実践的な知識を学ぶことができます。
また、公衆衛生看護学専攻の学生と共に学ぶ機会が多くあることも特徴です。グループワークを通し、それぞれの職種の立場から意見交換をすることで、入院中の母子だけではなく、地域に戻ってからの生活を考える視点を身につけることができます。
実習では、初めての分娩介助で赤ちゃんが生まれた瞬間の、幸せに溢れたお母さん、お父さんの顔は今でも忘れられません。知識も技術も未熟な自分が情けなく、落ち込むこともありましたが、「ありがとう」と声をかけてくださるお母さんたちの言葉で、助産師を目指して良かったと何度も思いました。それだけではなく、お産や育児が思うようにいかず、涙を流すお母さんも多くいました。幸せな瞬間だけではなく、どんな時でも支えられる助産師を目指していきたいと、より強く思う体験でした。
専攻科での1年は、講義に課題、実習など、本当に忙しく怒涛の日々でした。ですが、同じ目標を持つ素敵な仲間と協力し合いながら、先生方に支えられ、非常に濃く充実した毎日を過ごすことができました。この学校で学べて良かったと心から思います。
ぜひ、これから入学する皆さんと共に、素敵な助産師を目指していけたら嬉しいです。
修了生の声
11期生 阿部 美咲
本専攻科の特色は、分娩、新生児処置、周産期ハイリスクといった演習を模擬事例に沿って行うことです。この経験により、刻々と状況が変化する産科での助産師の役割を学ぶことができました。さらに、助産学実習では、臨床指導者や教員が熱心に指導してくださるため、受け持った事例を通じて、自身のケアやアセスメントを振り返る習慣が身につきました。
就職後、先輩助産師の豊かな知識と経験を目の当たりにし、自分の未熟さを痛感しましたが、専攻科での学びを思い出し、新人助産師として必要な力を見極めることができるようになりました。就職先では、ローリスクからハイリスク妊娠までの多様な妊産婦が入院しており、救急搬送も多いため、現場での迅速なアセスメントとそれに基づく判断が日々求められています。日々のケアでは、自らアセスメントを行い、先輩助産師に必要な助言を求めながら、より良い助産を目指して学びと反省を繰り返しています。専攻科で身につけた学修プロセスが、現場でのケアに役立っています。
専攻科での1年間はまさに怒涛の経験でしたが、就職後は更なる学びと発見がありとても充実しています。助産師として最も基礎となる部分を札幌医科大学専攻科助産学専攻で学び、自分自身の強みを磨きながら“妊産婦さん、赤ちゃんを、家族”を支えられる素敵な助産師を目指していきましょう。
11期生 西岡 春菜
専攻科での1年は大変な日々でしたが、そこで学んだ全てのことが今の実践に繋がっています。特に、ロールプレイを取り入れた演習が多かったことから、実際の臨床場面により近い環境で学ぶことができたと感じます。助産学実習では助産師という母子の命を預かる仕事の大変さと責任を知り、自分の未熟さに思い悩むこともありました。そのような時は、先生方の手厚いご指導の下、同じ目標に向かう同期と支え合い、乗り越えることができたと感じています。
修了後は、地域の母子に寄り添う助産師を目指し、地元へ戻り就職しました。配属された産科病棟にはベテランの先輩方が多く、とても温かい職場で毎日多くの経験を積ませていただいています。そうした中で1つ1つの経験を大切にし、学んだことをしっかり自分のものにして次に活かすことができるよう心掛けています。大変なこともありますがその分やり甲斐も大きく、就職した今も素敵な仕事だと日々実感しています。
これから助産師を目指す皆さんへ、一緒に頑張る仲間が増えてくれると嬉しいです。応援しています。