講師派遣のご案内

申込み手続きについて

1. 講座種別

札幌医科大学保健医療学部では地域貢献活動の一環として、下記の二種の講座について、大学を離れて各地域で実施しております。
  1. 地方公開講座 : 道内市町村の要請により、主に一般市民を対象に講演を実施します。
  2. 高校出前講座 : 道内高校の要請により、出前講座を実施します。

2. 公開講座テーマ

講座のテーマは、リスト「講演テーマ (講師派遣) のご紹介」をご参照ください。なお、選択時点で該当テーマ実施の可否は本学部webに掲載し、随時更新いたします。

3. 申込み方法

 講師料は無料で交通費(札幌医科大学から会場まで)のみいただきます。無料対象となる地域もございますので、お問い合わせください。
 テーマ、会場、日時など、申込書に所定事項を記載して、下記窓口までお申込みください。なお、会場の手配、事業に実施に係る周知などは申込者側でお願いします。
 年度内実施件数は、地方公開講座、高校出前講座ともお引き受けできる回数は限られておりますので、本件に関する対応はお申込み順とさせていただきますことをご了承ください。

4. 講師などの調整

申込み後、テーマ、開催日時などを考慮して講師選定し、講演実施の可否について、お知らせいたします。残念ながら調整が不調に終わった場合には、テーマなどを変更して、再度、申し込みください。
なお、希望開催日時は、特定日のほか、曜日や時間帯などおおよそのご希望をご記入いただいても結構です (形式はとくに問いません)。

5. 事務手続きなど

講演テーマと講師のマッチングが済み次第、事務手続きについて、本事業の窓口である本学事務局学務課教務係より、関係書類などを送付いたしますので、適宜、ご対応ください。また、当日の講演の進め方などは、電話やメールなどを介して、当該講師との調整を行なっていただくことになりますので、その旨ご了解ください。

申込み先

札幌医科大学事務局学務課保健医療学部?専攻科教務係
  • 電話 : 011-611-2111(内線21920)
  • FAX : 011-611-2219
  • Email : hkyoumu@sapmed.ac.jp

講演実施までの流れ

フロー図
  1. 地方公開講座、高校出前講座などの企画
  2. 本ページにあるリストからテーマ選定
  3. 学務課 保健医療学部 教務係に申込み
  4. 学内調整
  5. 実施可否
    • 実施可能な場合は6の手順へ
    • 再調整が必要な場合は2の手順へ
  6. 日程?実施方法などの調整
  7. 日程?実施方法などの決定
  8. 講演実施

講演テーマ (講師派遣) のご紹介

A. 看護学科

看護学科講演テーマ一覧表
番号 テーマ 対象 内容
A-01 子どもの虐待防止における親支援とその課題 一般
専門職
子どもの虐待防止における親支援に視点をおき、虐待発生の機序を生物?心理?社会学的視点から理解しながら必要とされる親支援と課題について学びます。
A-02 妊娠?出産?産後の心身の変化にどのように対応する? 一般 出産前後の女性の心と体は劇的に変化します。出産の高齢化を背景にどのように子産み?子育てに対応する心と体づくりをするのかを学びます。
A-03 不妊症?不育症について 一般 妊娠の仕組みや、不妊症の検査?治療、流産に関することを学びます。
A-04 出産施設から離れた地域の妊婦さんに向けた出産準備教育 一般
専門職
北海道では少数の出産施設が広域な医療圏をカバーしています。妊婦さんとご家族が施設まで距離があることを考えた準備、また専門職が行う出産準備教育について学びます。
A-05 タバコと健康 小学生
中学生
高校生
近年、流行の兆しのある加熱式タバコ等、新しいタバコ製品を含むタバコと健康への影響について学びます。
A-06 病院ぎらいのこどもをなくすために大人ができることとは? 一般
専門職
子どもが病院ぎらいになってしまうのは、痛かった、嫌だった、という経験が故に起こりうると考えます。そこで、子どもが、その痛かった、嫌だったという気持ちを「でも、がんばれたぞ。次も何とかがんばれそうだぞ」と思えるような、支援方法を提供します。
A-07 医療処置を受ける子どもへの支援 一般
専門職
幼児期の子どもが医療処置を受ける際に、どのような支援ができるかを学びます。
A-08 子育て支援 一般
専門職
子育て中の親の皆様、子育て支援に携わるかたに「トリプルP」をご紹介します。子どもの自尊心を育み、よりよい親子関係を築くことに役立つ子育ての方法を学びます。
A-09 トラウマインフォームドケアの基礎知識 一般
専門職
トラウマインフォームドケアは「トラウマを念頭においたケア」のことです。虐待や災害など心の傷を抱えた人への関わりについて基本的理解と知識を学びます。
A-10 足を守ろう、フットケアのすすめ 一般
専門職
糖尿病患者さんとご家族のかたを対象に、足を守り、足のトラブルを避ける方法を、一緒に学びましょう。
A-11 高齢者にみられる「せん妄」について 一般
専門職
せん妄は、体調変化や薬物の影響で突然に認知症に似た症状が出現し、手術後などに多くみられます。せん妄の予防や対応についてわかりやすく解説します。
A-12 サーカディアンリズムを整える睡眠ケア 中学生
高校生
一般
ライフスタイルが夜型化し、現代人は睡眠時間が短縮する傾向にあります。睡眠や生活リズムをつくるサーカディアンリズム(体内時計)の仕組みと、良質な眠りのためのケアについて解説します。
A-13 認知症を知り、認知症をもつ人に寄り添うケア 一般 認知症ってどんな病気?認知症をもつ人はどんな気持ち?認知症になっても変わらないものってなんだろう?身近な病気”認知症”について考えます。
A-14 看護師はどうして脈を測るのでしょう 中学生
高校生
一般
看護師が行なっている観察について、体温?脈拍?呼吸?血圧を中心に観察の目的と方法を学びます。
A-15 将来の職業を考えているみなさんへ~保健師のお仕事 中学生
高校生
看護職を目指している中学生、高校生の方々に向けて、予防的な視点を重視した保健師の活動についてご紹介します。
A-16 医療システム?医療制度 中学生
高校生
一般
専門職
患者?市民にどのような質の医療が提供されるかは、医療従事者の能力だけではなくその背景にある医療制度?医療システムの影響があることをさまざまな資料から解説します。
A-17 感染症を学ぶ 一般 コロナウイルスによるパンデミックにより世の中が変わりました。何が本当で、何をした方が良いのか?ワクチンって効果があるのか?インフルエンザやノロウイルスは何処に行なったのか?O157食中毒は?など、感染のイロハを考えます。
A-18 医療職をめざす 中学生
高校生
医療はチームで行い多職種が連携して患者さんの幸福を追求する仕事です。医師?看護師を中心に仕事内容を含めて、各分野?職種のメリット?デメリットを解説します。
A-19 助産師の仕事について 中学生
高校生
看護職を目指している中学生、高校生の方々に向けて、妊娠?出産~子育てを中心に、女性の健康を支援する助産師の仕事について紹介します。
A-20 「自分らしく生きる」を支える~人生会議(ACP)って何? 一般
専門職
疾患、健康状態、年齢に関わらず、「自分らしく」最善の生を生きることを目指すための基本的な考え方を説明します。
A-21 自分がいま大切に思うことを話してみよう 一般
専門職
アドバンス?ケア?プランニングの導入として、Let's Talk Cardによるカードゲームを行います。いま、自分が大切にしていることを考える、気がつく、話してみよう、などにつながるようなカードゲームで、みんなで気楽に今の気持ちを語り合います。
A-22 命が生まれる現場の仕事~助産師?母性看護専門看護師の仕事~ 中学生
高校生
毎日が奇跡の連続、毎日がドラマティック、そんな出産の現場で働く助産師?母性看護専門看護師の仕事について紹介します。
A-23 療養する時に必要な環境整備 高校生
一般
専門職
療養するために必要な安全でかつ快適な環境について、看護学?細菌学的側面から説明します。
A-24 高年初産婦に必要な看護 専門職 近年増加している高年初産婦の特徴と必要な看護について学びます。
A-25 救急看護ってなあに? 中学生
高校生
救命救急センターでの看護、救急看護認定看護師の仕事?役割を紹介します。
A-26 災害時の初期対応 一般
専門職
災害対応の原則をもとに、災害発生時にまず何をするのかを学びます。
A-27 地域づくりと介護予防 中学生
高校生
一般
専門職
住み慣れた地域でいきいきと暮らし続けるための、地域づくりと介護予防活動について説明します。
A-28 がんを学ぶ 中学生
高校生
一般
専門職
国民の2人に1人が「がん」にかかると推測される中、がんについて学び、そこから健康や命の大切さについて共に考えます。
A-29 感染症を予防しよう~手洗いや消毒の効果 中学生
高校生
永利皇宫赌场,永利网上娱乐感染症が流行し、すべての人が感染予防をすることが求められています。どうして感染症は広がるのか、感染症の予防方法がどのように効果的かを学びます。
A-30 住み慣れた地域で最期まで自分らしく暮らす 高校生
一般
認知症や病気をもっても住み慣れた地域、自宅で暮らすためには、どのような制度やサービスが活用できるのかをご紹介します。

B. 理学療法学科

理学療法学科講演テーマ一覧表
番号 テーマ 対象 内容
B-01 どこから来た ホモ?サピエンス? 一般 アフリカで誕生したホモ?サピエンスがいかにアジアへ拡散し、そして日本人に至ったのか、最新の知見を交えながらその過程をたどってみます。
B-02 筋の柔軟性をイメージングする 高校生
一般
次世代イメージング技術でみえてきたヒト骨格筋の性質と運動パフォーマンスやスポーツ傷害との関係について学びます。
B-03 最大筋力と自分の意志で発揮できる力 中学生
高校生
トレーニングで筋力は向上しますが、その全てを自分の意志で発揮することはできるでしょうか。筋肉が働く仕組みから発揮できる力について学びます。
B-04 効く運動、効かない運動 一般 健やかに自立した生活を送るために、本講座では、筋力低下のメカニズムや、その効果的な改善方法について学びます。
B-05 運動時の呼吸循環調節 中学生
高校生
一般
専門職
運動に呼吸や循環がどのように調節されているか、呼吸循環系能力を向上させるトレーニング方法について学びます。
B-06 スポーツ傷害、膝の痛み、足の痛み動 中学生
高校生
一般
専門職
一般スポーツ愛好家から日本代表クラスまでの医学サポート経験をもとに、スポーツによるケガやその対策についてお話しします。
膝や足の整形外科疾患について解説します。
B-07 スポーツ医学 高校生
一般
専門職
スポーツ外傷?障害の治療と予防、競技復帰にむけたアスレティックリハビリテーションを解説します。
B-08 心臓リハビリテーション 中学生
高校生
一般
心疾患や動脈硬化性の疾患に対するリハビリテーションの方法や効果について学びます。
B-09 ヒトが「いい感じ」に動くときの脳神経活動 高校生 ヒトがスムーズに動くときには筋肉を支配する脳と神経の適切な活動が欠かせません。その仕組みを、実際の運動例を通じて学びます。
B-10 脳卒中のリハビリテーション 高校生
一般
専門職
脳卒中後のリハビリテーションに関する最新の情報を含め、より活動的な生活を送るための知識や技術について学びます。
B-11 転倒の原因とその予防 一般
専門職
一般高齢者における転倒リスク因子とその評価方法、また転倒予防に向けたエクササイズについて学びます。
B-12 ひとの姿勢制御とその特性 高校生
専門職
適切な姿勢制御は、安全かつ効率的に運動するために欠かせません。本講座では、姿勢制御の仕組みとその特性について学びます。
B-13 スポーツ傷害の予防 中学生
高校生
一般
スポーツの価値を守るためにケガの予防は欠かせません。野球選手の肩や肘の障害予防を中心に解説します。
B-14 科学的根拠に基づくがん予防 中学生
高校生
一般
専門職
科学的に明らかにされているがん予防のための生活習慣を解説し、健康寿命延伸に向けた取り組みを紹介します。
B-15 がんのリハビリテーション 中学生
高校生
一般
専門職
がんに罹っても6割以上のかたが5年以上生存します。がん罹患後の生活を支えるがんリハビリテーションについて解説します。

C. 作業療法学科

作業療法学科講演テーマ一覧表
番号 テーマ 対象 内容
C-01 脳卒中で起こる認知障害とリハビリテーション 中学生
高校生
一般
専門職
生活場面での高次脳機能障害とそれに対するリハビリテーションの進め方を学びます。
C-02 生活を支える手 中学生
高校生
一般
日常生活を送るうえで、手の役割はとても重要です。手の構造や機能をふまえ、生活の視点から手の素晴らしい道具としての役割や手に障害を持ってしまった場合の工夫を考えます。
C-03 手?手指の機能的役割とリハビリテーション 一般 日常生活動作で必要不可欠な手指がもつ機能と役割、巧緻性がどのように遂行可能となっているのか、脳機能との関連を学びます。
C-04 こころのトラブルとリハビリテーション 一般 うつ病その他のこころのトラブルに対する支援をリハビリテーションの視点から分かりやすく解説します。
C-05 精神疾患に対するリハビリテーション 中学生
高校生
一般
精神疾患とは何か、リハビリテーションでどんなことができるのか、周りにいる精神疾患で困っているかたにどんな対応ができるかを学びます。
C-06 発達障害へのリハビリテーション支援 中学生
高校生
一般
専門職
発達障害の疾患概要や障害を抱えるお子さんや成人への医療?教育?福祉的支援について、解説します。
C-07 子どもの発達、生活動作への支援 専門職 乳幼児期の運動や認知などの正常発達、また発達が気になる子どもたちの支援の仕方について学びます。
C-08 子どもの発達とリハビリテーション 専門職 子どもにとっての遊びの重要性や障がいを負うことでどのようなリハビリテーションが必要になるのかを学びます。
C-09 地域包括ケアにおける認知症の理解と支援 一般
専門職
認知症を持つ人に対する支援を地域包括ケアシステムやリハビリテーションの視点から解説します。
C-10 生活習慣を見直してフレイル予防 一般
専門職
私たちが日常的に行なっている活動には、健康のためのヒントが埋もれています。何気なく送っている日常生活を見直しながら、フレイルの予防と健康について考えましょう。
C-11 高齢者を対象としたリハビリテーションから地域包括ケアシステムを考える 一般
専門職
住み慣れた地域で暮らすため、作業療法学の視点から地域包括ケアシステムについて学びます。
C-12 認知症の人に対する地域支援 中学生
高校生
一般
認知症をもつ人が住み慣れた地域で安心して生活を続けるための支援を、コミュニケーションやリハビリテーションの視点から学びます。
C-13 運動する時、イメージする時の脳活動 中学生
高校生
実際に運動を行う時と運動をイメージする時、脳の活動がどのように違うのかを過去の研究を例に説明します。
C-14 介護職、福祉職に伝えたい認知症の最新治療と予防法 専門職 認知症の早期診断、認知症の分類、治療薬の最近の動向について解説します。
C-15 行政職、介護職、福祉職に伝えたい脳卒中対策基本法 専門職 新たに施行された脳卒中対策基本法に沿って脳卒中急性期の最新治療、動脈硬化性疾患の予防について解説します。
C-16 メンタルヘルスとセルフケア 中学生
高校生
一般
うつや不安などのメンタルヘルスの問題をわかりやすく解説し、自分でできるストレス対処法をお話します。